手紡ぎ手染めの糸や様々な天然素材の糸を入れて創作する布はアートそのもの。手織り作家の技術とアイディアで新しい生命が与えられた手織り布は、一巻の中に多様な個性が生み出されています。
時間の経過と共に変化する草木の柔らかな色合い肌に馴染む心地よさを実感する手織り布は、草木で染めたオーガニックの糸でネパールの熟練した職人が時間をかけて丁寧に織り上げています。
糸を巻きモチーフを作りまだら模様に染めた糸を巻き戻し織り上げるインドネシアの伝統技術。バリ島にあるイカット工場の協力でテキスタイルデザインも手掛けています。
多民族の作り出す布の他に、地域にによって使用する織り機や糸、染色、織り手によってもかなり違いがあり、デザイナー自らがクオリティを見極め厳選しています。
コットンの様な温かみのあるシルク、使い込むとニットの様な伸縮性や柔らかな風合いを感じられる綿とシルクの様にしなやかになる綿や天然繊維を最大限に生かすデザインとパターンを製作。
天然素材は、湿度や気温によっても、仕上がりが微妙に変化しますので、布の厳選と裁断時に、織りキズや色むらなどを見極める事により布の強度を高めています。絶妙な柄合わせにより、更にワンランク上のクオリティに。
高級レザーの加工技術と長年培ってきた縫製技術により、洗濯機で洗っても型崩れしない、上質な仕立てを実現致しました。
使い捨てならない物づくりを目指し日々縫製技術を高めています。
製作後の細かな布を集め繋ぐ事により、またそこに新しいアイディアと作品が生まれます。素材を最後まで大切に活かす取り組みは、環境にも優しく技術向上にも役立ちます。
村の手織り布を守る事は、その土地の命を支えること。ネパールでは、若い世代が生活の為に村を離れ、地震直後に瓦礫を撤去出来ず、沢山の命が犠牲になりました。山岳民族の手仕事や農業地帯を支える試みは、人の命と自然を生かし地球温暖化にも役立ちます。
子育てする女性達も、それぞれのライフスタイルに合わせた物作りを続けています。
夢を広げるお洒落は、人と自然に優しい心から生まれています。